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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科47巻12号

2012年12月発行

文献概要

誌上シンポジウム 高位脛骨骨切り術の適応と限界

変形性膝関節症に対する脛骨顆外反骨切り術

著者: 寺本司1

所属機関: 1大洗海岸病院整形外科

ページ範囲:P.1177 - P.1183

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 千葉は1989年,内側型変形性膝関節症(内側型膝OA)に対して脛骨内側から顆間隆起に向かって骨切りし,下腿を外反する脛骨顆外反骨切り術(TCVO)を考案した.今回はTCVOの有用性と適応ついて報告する.TCVOを行った内側型OA101例,104膝,病期分類は北大分類で3期15膝,4期60膝,5期29膝であった.JOAスコア,%MAとも改善した.TCVOは中等度から高度の可動域の良好な内側型膝OAに最もよい適応があり,患者の活動性,社会的環境なども考慮して適応を決めるべきと考える.

参考文献

1) 千葉剛次:変形性膝関節症に対する脛骨顆外反骨切り術.整形外科Major Surgeryの発展.OS now13:159-166,1994
2) Kettlekamp DB, Leach RE, Nasca R:Pitfalls of proximal tibial osteotomy. Clin Orthop 104:232-241, 1975
3) 寺本 司,千葉剛次,藤田雅章:高度変形性膝関節症に対する脛骨顆外反骨切り術(TCVO)の臨床成績.整・災外49:37-41,2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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