文献詳細
連載 整形外科最前線 あなたならどうする?・12
文献概要
症例
患者:73歳,男性
主訴:両下肢不全麻痺(起立困難),膀胱直腸障害.
既往歴:冠動脈疾患(重症三枝病変),大動脈狭窄症,糖尿病(インシュリン使用),骨粗鬆症.
現病歴:6カ月前に自宅で尻もちをついた際に腰背部痛が出現した.次第に脊柱後弯変形が出現し腰背部痛も継続するため,2カ月前に他院整形外科を受診となる.初診時は杖歩行による独歩が可能であり外科的治療はハイリスクであると判断され,コルセットによる保存療法を実施された.1カ月前から進行性の両下肢麻痺と膀胱直腸障害が出現し,起立が困難となったため当科を紹介され入院となる.
患者:73歳,男性
主訴:両下肢不全麻痺(起立困難),膀胱直腸障害.
既往歴:冠動脈疾患(重症三枝病変),大動脈狭窄症,糖尿病(インシュリン使用),骨粗鬆症.
現病歴:6カ月前に自宅で尻もちをついた際に腰背部痛が出現した.次第に脊柱後弯変形が出現し腰背部痛も継続するため,2カ月前に他院整形外科を受診となる.初診時は杖歩行による独歩が可能であり外科的治療はハイリスクであると判断され,コルセットによる保存療法を実施された.1カ月前から進行性の両下肢麻痺と膀胱直腸障害が出現し,起立が困難となったため当科を紹介され入院となる.
参考文献
1) 石井 賢,船尾陽生,金子康仁・他:胸椎・胸腰移行部病変に対する最小侵襲脊椎制動固定術(MISt)の経験.日本内視鏡低侵襲脊椎外科学会13:70,2010
2) 石井 賢,戸山芳昭,千葉一裕・他:腰椎変性すべり症と腰椎変性(後)側弯症に対する最小侵襲椎間孔腰椎椎体間固定術の手術手技.別冊整形外科59:124-132,2011
3) 石井 賢,戸山芳昭,千葉一裕・他:高齢者腰部脊柱管狭窄症に対するMIS-TLIFの有用性.脊椎脊髄24:623,2011
4) 石井 賢,松本守雄:腰椎内視鏡手術における私の工夫―腰椎変性疾患に対するMIS-TLIF.MB Orthop25:33,2012
掲載誌情報