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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科47巻12号

2012年12月発行

文献概要

連載 成長期のスポーツ外傷・障害と落とし穴・25

足関節部

著者: 小島岳史1 帖佐悦男2

所属機関: 1橘病院整形外科 2宮崎大学整形外科

ページ範囲:P.1229 - P.1231

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診断のポイント

 まずは,問診による受傷状況の詳細な聴取である.受傷状況(内返し,外返しなど),また靱帯断裂や骨折の場合,患者本人が断裂音を自覚したり,「ボキッと音がした」と表現することがある.次いで外見上での腫脹の有無を確認し,局所の圧痛位置を調べる.次いで画像検査として単純X線(正面・側面像)を行う.本疾患(後述)を疑ったら単純X線両斜位像を追加し,確定診断がつかない場合はCTなどで診断を進める.レギュラー選手かどうか,出場目標としている大会時期なども詳しく聴取し,治療方針の参考とするべきである.

参考文献

1) Kleiger B, Mankin HJ:Fracture of the lateral portion of the distal tibial epiphysis. J Bone Joint Surg Am 46:25-32, 1964
2) 河野正典,生田拓也,久賀 太・他:Juvenile Tillaux骨折の治療経験.骨折27(1):163-166,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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