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調査報告
日本における慢性疼痛保有者の実態調査―Pain in Japan 2010より
著者: 矢吹省司1 牛田享宏2 竹下克志3 佐浦隆一4 小川節郎5 勝俣明子6 畠中聡6
所属機関: 1福島県立医科大学医学部整形外科 2愛知医科大学学際的痛みセンター 3東京大学大学院医学系研究科整形外科学 4大阪医科大学総合医学講座リハビリテーション医学教室 5日本大学医学部麻酔科学系麻酔科学分野 6ムンディファーマ株式会社
ページ範囲:P.127 - P.134
文献購入ページに移動対象と方法:回収サンプル数は1次調査41,597名,2次調査5,998名で,慢性疼痛の有病率は全成人の22.5%,推定患者数は2,315万人であった.
結果:疼痛部位は運動器がほとんどであり,医療機関を受診した慢性疼痛患者の80%以上が整形外科を受診したが,患者の治療に対する満足度は高くなかった.
まとめ:整形外科医は慢性疼痛の知識を増やし有効な治療法を確立する必要があると考えられた.
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