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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科47巻3号

2012年03月発行

文献概要

連載 成長期のスポーツ外傷・障害と落とし穴・16

膝関節痛

著者: 田島卓也1 帖佐悦男1

所属機関: 1宮崎大学医学部整形外科

ページ範囲:P.245 - P.247

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診断のポイント

 診断のポイントとして,問診による詳細な病歴や自覚症状(安静時痛の有無など)および運動時の痛みの出現状況の聴取は重要である.次いで,歩容,下肢アライメント,外見上での膝関節およびその周囲の腫脹の有無を確認し,動作時またはストレス時痛などをチェックする.歩行に加えランニング動作,ジャンプ動作およびステップダウン動作などの機能的診察も必須である.特に痛みが誘発される姿位や詳細な圧痛点の確認は重要である.また膝関節周囲の筋力低下や筋萎縮そして隣接関節とくに股関節や足関節のチェックも重要である.画像検査として単純X線およびMRIなどで順次診断を進める.

参考文献

1) 高木 博,森雄二郎:膝前面痛に対する保存的療法―anterior knee pain syndromeの病態と保存療法.MB Orthop20(5):81-86,2007
2) 冨士川恭介:ヴォアラ膝.改訂第2版,南江堂,pp343-345,1994

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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