文献詳細
連載 成長期のスポーツ外傷・障害と落とし穴・16
文献概要
診断のポイント
診断のポイントとして,問診による詳細な病歴や自覚症状(安静時痛の有無など)および運動時の痛みの出現状況の聴取は重要である.次いで,歩容,下肢アライメント,外見上での膝関節およびその周囲の腫脹の有無を確認し,動作時またはストレス時痛などをチェックする.歩行に加えランニング動作,ジャンプ動作およびステップダウン動作などの機能的診察も必須である.特に痛みが誘発される姿位や詳細な圧痛点の確認は重要である.また膝関節周囲の筋力低下や筋萎縮そして隣接関節とくに股関節や足関節のチェックも重要である.画像検査として単純X線およびMRIなどで順次診断を進める.
診断のポイントとして,問診による詳細な病歴や自覚症状(安静時痛の有無など)および運動時の痛みの出現状況の聴取は重要である.次いで,歩容,下肢アライメント,外見上での膝関節およびその周囲の腫脹の有無を確認し,動作時またはストレス時痛などをチェックする.歩行に加えランニング動作,ジャンプ動作およびステップダウン動作などの機能的診察も必須である.特に痛みが誘発される姿位や詳細な圧痛点の確認は重要である.また膝関節周囲の筋力低下や筋萎縮そして隣接関節とくに股関節や足関節のチェックも重要である.画像検査として単純X線およびMRIなどで順次診断を進める.
参考文献
1) 高木 博,森雄二郎:膝前面痛に対する保存的療法―anterior knee pain syndromeの病態と保存療法.MB Orthop20(5):81-86,2007
2) 冨士川恭介:ヴォアラ膝.改訂第2版,南江堂,pp343-345,1994
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