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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科47巻4号

2012年04月発行

文献概要

視座

日本語の乱れと学術用語

著者: 望月一男1

所属機関: 1杏林大学整形外科

ページ範囲:P.299 - P.299

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 私事で恐縮であるが,妹の長男である甥から,最近礼状を受け取った.その文中に“叔父さんも健康に気をつけて”のくだりがあり,奇異に感じたことがある.“叔父さん”は“伯父さん”が正しいが,ゆとり教育世代の学力低下を示すエピソードでなければよいが,と心配している.もとより,言語は時代の流れで変化してゆくものであり,たとえ誤りでも多くの人々が用いることで,歴史的には誤りが正しくなった事例が数多くあることも承知である.「一所懸命」が「一生懸命」に,「独擅場(どくせんじょう)」が「独壇場(どくだんじょう)」に表記,呼称されることが,正しくなったことは有名な事実である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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