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誌上シンポジウム 壮年期変形性股関節症の診断と関節温存療法
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著者: 糸満盛憲1
所属機関: 1九州労災病院
ページ範囲:P.300 - P.300
文献購入ページに移動二次性股関節症は,前述したように若年発症であり,股関節の形態異常による負荷の集中と不安定性によって関節軟骨が摩耗・破壊されることが原因となって発症する.したがって前・初期関節症の段階で関節の形態を正常化することによって負荷を分散し,安定した関節を再建することで関節症の進行を防止することが治療の眼目となる.そのために急峻な臼蓋を水平化するとともに被覆を改善する手術が行われる.いかなる手術もその適応を考える際には,侵襲の小さな手技から大きな手技へと考慮していく.ここでは骨性臼蓋で被覆する臼蓋形成術と臼蓋移動術など軟骨性臼蓋で被覆する手技を取り上げた.
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