文献詳細
連載 成長期のスポーツ外傷・障害と落とし穴・18
文献概要
診断のポイント
まずは,医療面接(問診)による詳細な病歴や自覚症状の聴取である.一般的な問診と異なる項目として普段の練習量,練習頻度,練習場所,レギュラー選手かどうか,出場目標としている大会時期などを詳しく聴取する.次いで外見上での腫脹の有無やアライメント異常(外反母趾や扁平足など)を診る.局所の圧痛を調べる場合は,患者の訴えた疼痛部位を最後に回し丹念に診るべきである.次いで,画像検査として単純X線から,MRI,CTなど必要に応じ順次診断を進める.女性アスリートの場合は,月経異常の有無も問診しておく必要がある2).
まずは,医療面接(問診)による詳細な病歴や自覚症状の聴取である.一般的な問診と異なる項目として普段の練習量,練習頻度,練習場所,レギュラー選手かどうか,出場目標としている大会時期などを詳しく聴取する.次いで外見上での腫脹の有無やアライメント異常(外反母趾や扁平足など)を診る.局所の圧痛を調べる場合は,患者の訴えた疼痛部位を最後に回し丹念に診るべきである.次いで,画像検査として単純X線から,MRI,CTなど必要に応じ順次診断を進める.女性アスリートの場合は,月経異常の有無も問診しておく必要がある2).
参考文献
1) 小室保尚,萬納寺穀智,竹村夫美子・他:スポーツによる足関節疲労骨折.日本整形外科スポーツ医学会誌10:511-517,1991
2) 松田貴雄,秦 祥彦,釘宮基泰・他:女性アスリートの疲労骨折.臨床スポーツ医学27:383-388,2010
掲載誌情報