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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科47巻5号

2012年05月発行

文献概要

連載 整形外科最前線 あなたならどうする?・5

整形外科最前線 あなたならどうする?

著者: 多田薫1 土屋弘行1

所属機関: 1金沢大学附属病院整形外科

ページ範囲:P.465 - P.467

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症例

症例:69歳,女性

主訴:左母指屈曲障害

既往歴:SLE(ステロイド内服加療中)

現病歴:以前,自宅内で転倒し左橈尺骨遠位端骨折を受傷している症例.受傷後当院で掌側プレートによる骨接合術を施行した(図1).術後19カ月頃から特に誘因なく左母指IP関節の屈曲障害を自覚するようになり,その翌月に当院を受診した.

参考文献

1) 前田利雄,瀧川宗一郎,稲垣克記・他:橈骨遠位端骨折に対する掌側ロッキングプレート固定術後に生じた腱断裂の検討.骨折33:280-284,2011
2) Orbay JL, Touhami A:Current concepts in volar fixed-angle fixation of unstable distal radius fractures. Clin Orthop 445:58-67, 2006
3) Soong M, van Leerdam R, Guitton TG, et al:Fracture of the distal radius:risk factors for complications after locked volar plate fixation. J Hand Surg 〔Am〕 36:3-9, 2011
4) 多田 薫,小峰伸彦,富田勝郎・他:Acu-Loc distal radius plate systemを用いて長母指屈筋腱障害を生じた8例.日手会誌26:43-46,2010
5) Tada K, Shigemoto K, Suganuma S, et al:Prevention of flexor pollicis longus tendon rupture after volar plate fixation of distal radius fractures. Hand Surg 16:271-275, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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