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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科47巻6号

2012年06月発行

文献概要

連載 整形外科最前線 あなたならどうする?・6

整形外科最前線 あなたならどうする?

著者: 中瀬順介1 土屋弘行1

所属機関: 1金沢大学附属病院整形外科

ページ範囲:P.585 - P.588

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症例

患者:64歳,女性

主訴:右肩関節痛,可動域制限

既往歴:特記事項なし

現病歴:歩行中に転倒して右肩部を強打し,以後,右肩関節自動運動が困難となり,前医へ救急車で搬送された.右肩関節前方脱臼と診断され,徒手整復術を施行されたが,整復位の保持が困難なため,加療目的に当院に紹介された(図1-a,b).

現症:右上腕部から手指までしびれがある.握力:右8kg,左18kg,右肩関節可動域:屈曲30°,外転40°,筋力:肩関節外旋筋力3,内旋筋力4,肘関節屈曲4,伸展4,手関節背屈5,掌屈5(図2).

参考文献

1) Ideberg R:Fractures of the scapula involving the glenoid fossa. In:Bateman JE, Welsh RP (eds). Surgery of the Shoulder. B. C. Decker, Philadelphia, pp63-66, 1984
2) Kosiyatrakul A, Jitprapaikulsarn S, Durand S, et al:Recovery of brachial plexus injury after shoulder dislocation. Injury 40:1327-1329, 2009
3) Lantry JM, Roberts CS, Giannoudis PV, et al:Operative treatment of scapular fractures:A systematic review. Injury 39:271-183, 2008
4) Sugaya H, Kon Y, Tsuchiya A:Arthroscopic repair of glenoid fractures using suture anchors. Arthroscopy 21:635, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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