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視座
手術について思うこと
著者: 松田秀一1
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科感覚運動系外科学講座整形外科学
ページ範囲:P.3 - P.4
文献購入ページに移動「手術は終わらなくてはならない.」当たり前だが,終わりのない手術はない.どんなに大変な手術でも終わらせなくてはならない.しかし,この手術は終わるのだろうか?と思うことが時にはある.手術というものは,最初の1-2時間は時間がゆっくり進んでいくが,その後はあっという間に時計の針が進んでいく気がする.だんだん作業/時間の効率が悪くなるのだろう.早い手術が必ずしもよいわけではないだろうが,だらだらとした手術は絶対によくない.術中の流れを術前にイメージできることはもちろんのこと,術中の困難な場合に直面した場合に多数の引き出しをもっていることが大切である.時には何とかまとめることも必要であろう.
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