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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科48巻10号

2013年10月発行

文献概要

誌上シンポジウム 低出力超音波パルス(LIPUS)による骨折治療―基礎と臨床における最近の話題 新鮮骨折への臨床応用

各種創傷被覆材における超音波透過への影響

著者: 成瀬康治1 占部憲2 内田健太郎1 内野正隆2 鎌田奈緒子5 朝比奈厚5 高垣裕子3 高相晶士1 糸満盛憲4

所属機関: 1北里大学医学部整形外科学 2北里大学メディカルセンター 3神奈川歯科大学生体機能学 4九州労災病院 5帝人ファーマ株式会社医療技術研究所

ページ範囲:P.973 - P.979

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 超音波骨折治療法が観血的骨接合術後の早期使用へ保険適用が拡大されたことから,創傷処置状態で治療を開始する例も少なくない.そこで低出力超音波パルス(LIPUS)の創傷被覆剤の超音波透過率と,創傷被覆剤透過後の超音波特性の1つであるビーム不均等率を測定し,治療効果への影響を検討した.創傷被覆剤は臨床使用頻度の高いものを7種類使用した.その結果,フィルムタイプ創傷被覆剤はLIPUS照射には適していると考えられた.一方,ハイドロコロイドタイプ,不織布や脱脂綿タイプ創傷被覆剤は空気層を含むためLIPUS照射には適していないと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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