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『関節可動域制限(第2版)―病態の理解と治療の考え方』 フリーアクセス
著者: 萩原嘉廣1
所属機関: 1東北大学整形外科
ページ範囲:P.991 - P.991
文献購入ページに移動関節拘縮は「皮膚や骨格筋,腱,靱帯,関節包などの関節周囲軟部組織の器質的変化に由来した関節可動域制限」と定義されており,日常診療で頻繁に遭遇する合併症であるが,その病因はおろか,はっきりとした治療法も確立されていない.超高齢社会となった昨今,要介護者は増加の一途をたどっているが,関節拘縮は介護の大きな妨げになっている現実がある.つまり関節拘縮は整形外科などの運動器を扱う診療科だけの問題ではないのである.
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