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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科48巻10号

2013年10月発行

文献概要

連載 成長期のスポーツ外傷・障害と落とし穴・35

膝関節

著者: 田島卓也1 帖佐悦男1

所属機関: 1宮崎大学医学部整形外科

ページ範囲:P.1039 - P.1041

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診断のポイント

 診断のポイントとして,問診による詳細な病歴や自覚症状(安静時痛の有無など)および運動時の痛みの出現状況の聴取は重要である.また,練習メニューや強度の変化,シューズなどのデバイスの変更,サポーター・テーピングなどの有無なども併せて聴取する.次いで,歩容,下肢アライメント,外見上での膝関節水腫の有無およびその周囲の腫れの有無を確認し,動作時またはストレス時痛などをチェックする.特に痛みが誘発される姿位の確認は重要である.また膝関節周囲の筋力低下や筋萎縮そして隣接関節,特に股関節や足関節のチェックも重要である.次いで,画像検査として単純X線およびMRIなどで順次診断を進める.

参考文献

1) 斎藤知行,高橋 晃:スポーツによる膝関節の障害・外傷:タナ障害.中山書院.最新整形外科学大系 第1版.第23巻;pp296-300,2007
2) Sakakibara J:Arthroscopic study on Iino's band. 日整会誌50:513-22,1976
3) 史野根生:スポーツ膝の臨床.金原出版;pp8-9,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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