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連載 医者も知りたい【医者のはなし】・59
医聖・田代三喜(1465~1544)
著者: 木村專太郎1
所属機関: 1木村専太郎クリニック
ページ範囲:P.1042 - P.1045
文献購入ページに移動三喜の前に中国に留学した医師を挙げると,隋時代に恵日と福因(608年),唐時代には栄叡(733年)が渡り,その後に鑑真が来日した.その後,菅原清(803年)と菅原梶成(838年)が唐に渡った.明になり竹田昌慶(1369年)が渡り,三喜の後に坂浄運(1492~1501年)が渡って,「傷寒論」を日本に最初に伝えたと言われている.しかし,最近の研究では,傷寒論は13世紀にすでに日本に伝わっていて,書物に引用されているという.
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