文献詳細
文献概要
調査報告
秋田県における雪下ろし外傷の現況
著者: 畠山雄二1 千馬誠悦1 成田裕一郎1 宮本誠也1 小林志1 佐々木香奈1 小原信宏2 清野洋一3
所属機関: 1中通総合病院整形外科 2秋田県庁総務部総合防災科 3秋田県秋田市消防本部
ページ範囲:P.1091 - P.1094
文献購入ページに移動対象と方法:対象は2009年12月から2012年3月までに雪下ろし外傷で救急搬送された352例である.
結果:発生時期は1月が最も多く(200人;56.8%),県南内陸部での受傷が最多(202人;57.4%)であった.年齢別では65歳以上が約半数を占めていた.受傷原因は223人が屋根からの転落で,梯子からの転落が112人であった.134人(38.1%)が脊椎損傷を伴い,16人が亡くなっていた.
まとめ:降雪量が10cm以上で真冬日に多く発生する傾向にあった.
参考文献
掲載誌情報