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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科48巻11号

2013年11月発行

文献概要

連載 アドバンスコース 整形外科 超音波診断・治療 どこが・どれだけ・どのように・3

股関節の超音波診断と治療

著者: 扇谷浩文1

所属機関: 1おおぎや整形外科

ページ範囲:P.1119 - P.1126

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 股関節の超音波としてよく利用される2疾患に対する検査方法と,その後の治療について述べる.先天性股関節脱臼においては,検査時の重要ポイントと,Type Ⅱa+とType Ⅱa-の簡単な判断基準を,表ではなく数値で解説する.またType ⅢとType Ⅳで治療に対する反応の違いに注目した結果,Type Ⅳの中でどのような症例がリーメンビュゲルで整復されやすいかについても述べる.次いで股関節炎に対する検査法のポイントと,ガイド下穿刺法についても述べる.

参考文献

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2) Graf R:Sonographie der Saeuglingshuefte. Enke, Stuttgart, 1980
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10) 瀬本喜啓:先天性股関節脱臼.骨・関節・靱帯5:477-488,1992
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12) 山崎 謙,黒木良克,斎藤 進・他:先天股脱の超音波診断に関する検討(第2報)―股関節造影像と超音波診断との比較.関節外科11:547-553,1992

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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