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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科48巻11号

2013年11月発行

文献概要

臨床経験

Hansson pinを用いた大腿骨頚部骨折の治療成績

著者: 青戸寿之1 加藤充孝1 大野義幸1 安良興1 清水孝志1 平川明弘1 村尾浩樹1 京仁寿1

所属機関: 1岐阜市民病院整形外科

ページ範囲:P.1147 - P.1150

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 背景:大腿骨頚部骨折に対してHansson pinを用いて治療を行った.

 対象と方法:平成21年(2009)1月から平成23年(2011)12月の間に治療を行い,6カ月以上の経過観察が可能であった24例を対象とした.臨床所見と画像所見で評価を行った.

 結果:全例,歩行能力は維持あるいは1段階までの低下で保たれた.骨癒合は83%,再手術は5例であった.

 まとめ:骨癒合は良好であったが,再手術は比較的多く認めた.Hansson pinの設置位置の再確認が必要と考える.

参考文献

1) 岩倉 崇,櫻井敦志,脇 貴洋・他:転位型大腿骨頚部骨折に対するハンソンピン手術の治療成績.骨折33:421-425,2011
2) Nötzli HP, Wyss TF, Stoecklin CH, et al:The contour of the femoral head-neck junction as a predictor for the risk of anterior impingement. J Bone Joint Surg Br 84:556-560, 2002
3) 吉田圭二,藤原正利,和田山文一郎・他:大腿骨頚部骨折に対するハンソンピン手術における再手術例の検討.中部整災誌54:295-296,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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