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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科48巻12号

2013年12月発行

文献概要

症例報告

糖尿病の経過中に両側の母趾痛を来し鑑別困難な1例

著者: 森康一1

所属機関: 1済衆館病院内科

ページ範囲:P.1247 - P.1251

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 51歳の男性が緩徐発症1型糖尿病の発症後に片側の母趾関節痛を来し,MRI画像で骨髄浮腫および滑膜炎の所見を呈した.1年後に単純X線像は骨びらん像を呈した.さらに1年後,患者は反対側の母趾痛を来した.痛風,関節リウマチなどの膠原病,Charcot関節,Freiberg病,変形性関節症(強剛母趾)などの鑑別が必要であったが確定診断には至っておらず,骨生検などを検討中であり注意深く観察中である.

参考文献

1) Cotterill JM:Stiffness of the graet toe in adolescents. Br Med J 281:1158, 1887
2) Freiberg AH:Infraction on the second metatarsa bone, a typical injury. Surg Gyn Ob 19:191, 1914
3) 平野貴章,仁木久照,岡田洋和・他:フライバーグ病におけるMRI所見の検討.日足外会誌32:152-155,2011
4) Terashi H, Kitano I, Tsuji Y:Total management of diabetic ulcerations--Kobe classification of diabetic foot wounds. Keio J Med 60:17-21, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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