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臨床経験
褥瘡から発生した脊髄損傷患者の化膿性股関節炎に対する股関節切除術
著者: 渡辺偉二1 吉野正昭1 青木千恵1
所属機関: 1神奈川リハビリテーション病院整形外科
ページ範囲:P.179 - P.183
文献購入ページに移動対象と方法:褥瘡から発症した脊髄損傷患者の化膿性股関節炎に対して股関節切除術を施行した16例19股を対象とした.
結果:19股のうち13股(68%)は初回手術で治癒した.残りの6股は再手術を要した.大腿骨頚部での股関節切除例よりも大腿骨転子下での切除例のほうが初回手術での治癒率が高かった.
まとめ:転子下での股関節切除が望ましいが,術後の座位バランス・車椅子移乗動作への影響を考慮する必要がある.
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