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人工骨頭置換術における前外側進入法の有用性―後外側進入法との比較検討
著者: 仁枝祐一1 金森茂雄1 近藤祐一1 宮川貴樹1 川島健志1 高澤真1 伏見一成1
所属機関: 1木沢記念病院整形外科
ページ範囲:P.297 - P.300
文献購入ページに移動対象と方法:大腿骨頚部骨折に対して人工骨頭置換術を行った30例のうち,後外側進入法を行った例11股(PL群)と前外側進入法を行った例19股(AL群)を比較した.
結果:手術時間はAL群でやや長かったが,出血量に差はなかった.ステム設置アライメントはAL群で軽度屈曲外反位に設置される傾向であった.
まとめ:術後早期の歩行能力は,AL法がやや良好な傾向であった.AL法は手術に若干のコツを要するが,早期離床が期待できる有用な進入法と考えられた.
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