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臨床経験
骨粗鬆症性腰椎椎体骨折に伴う椎間孔狭窄症―画像的特徴と手術法の検討
著者: 大橋正幸1 山崎昭義1 勝見敬一2 庄司寛和1 渡辺慶2 矢尻洋一3 保坂登4 森田修5 遠藤直人2
所属機関: 1新潟中央病院整形外科脊椎・脊髄外科センター 2新潟大学医歯学総合病院整形外科 3厚生連長岡中央総合病院整形外科 4新潟労災病院整形外科 5新潟県立新発田病院整形外科
ページ範囲:P.503 - P.506
文献購入ページに移動対象と方法:手術治療を行った22例を対象とし,椎間孔狭窄の病態と術式別の臨床成績を検討した.
結果:約82%は当該椎間孔の上位椎体尾側終板骨折を合併していた.手術術式では,後方除圧固定術と後方固定術の臨床成績は同等であった.
結論:椎体尾側終板骨折に下肢痛を伴っている場合,椎間孔狭窄の関与を念頭に置くべきである.手術では後方要素をできる限り温存した後方固定術が望ましいと考える.
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