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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科48巻7号

2013年07月発行

文献概要

誌上シンポジウム 転移性骨腫瘍―治療の進歩

転移性骨腫瘍の緩和医療

著者: 城山晋1

所属機関: 1大阪府立成人病センター整形外科

ページ範囲:P.683 - P.687

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 近年の分子標的治療薬を中心とした抗腫瘍薬の選択肢の拡大や,新技術の導入による放射線治療の適応の拡大により,再発や遠隔転移・多発転移があっても,長期生存可能な場合は少なくない.したがって,骨転移に起因した症状を緩和・コントロールし,機能障害を最小限にとどめることは増え続ける骨転移患者にとって重要な問題である.手術・薬物療法・放射線治療などのがんを制御する治療の他に,オピオイドを中心とした鎮痛薬の使用による疼痛緩和,リハビリテーションによる機能改善・維持により終末期まで良好なADL・QOLが保たれることが望ましい緩和医療であると考える.

参考文献

1) 厚生労働省がん研究助成金がんの骨転移に対する予後予測方法の確立と集学的治療法の開発班:骨転移治療ハンドブック.金原出版,pp3-4,2004
2) 厚生労働省:人口動態統計(平成23年)http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1.html(2013年5月27日アクセス)
3) World Health Organization:Cancer Pain Relief and Palliative Care. WHO, Genova, 1990
4) World Health Organization:National Cancer Control Programmes. Policies and Managerial Guidelines. WHO, Genova, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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