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『関節のMRI 第2版』 フリーアクセス
著者: 大塚隆信1
所属機関: 1名古屋市立大学整形外科学
ページ範囲:P.834 - P.834
文献購入ページに移動6年前の2007年という比較的最近出版された「関節のMRI」であるが,3T・MRIの普及,フィルムレス導入,新たな病態への対応など,すでに大幅に改訂が必要と判断されたため,今回第2版の発行となった.その変化は,ページ数が568頁から934頁と大幅に増加したことからもわかるように,「最新のMRIに対応する必要十分な書籍」といえる充実ぶりである.具体的に使用されている画像は可能な限り3Tの良質なものになっており,仙腸関節や胸鎖関節などの比較的遭遇する部位も追加となっている.脊椎疾患もさらに充実されており,また,各関節では滑液包炎や術後変化など,頻度は多いがこれまであまり解説されていなかった項目も増えており,まさにかゆいところに手が届く出来となっている.
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