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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科49巻1号

2014年01月発行

文献概要

臨床経験

骨切り術が初回人工股関節全置換術に及ぼす影響

著者: 老沼和弘1 田巻達也1 三浦陽子1 金山竜沢1 白土英明1

所属機関: 1船橋整形外科病院

ページ範囲:P.89 - P.93

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 2008年1月から2012年9月までに,当院で施行した初回の人工股関節全置換術(THA)症例1,704関節を対象に,骨切り術既往の有無で2群に分け,その年齢分布と手術成績を比較検討した.骨切り術既往群は,骨切り術後からTHAに至るまでの期間が平均32.3年と極めて長期であったが,骨切り術既往のない群に比べTHA年齢は有意に若く,手術時間は有意に長く,最終追跡時の日本整形外科学会股関節症判定基準は有意に低かった.骨切り術が予防的手術の側面をもつことを考慮すると,骨切り術の適応はより慎重にすべきである.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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