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外傷性小児骨折全件調査—単一施設5年間における646例の検討
著者: 高木知治1 渡邊孝治1 堀井健志1 橋本典之1 高田宗知1 島貫景都1 安竹秀俊1
所属機関: 1石川県立中央病院整形外科
ページ範囲:P.1001 - P.1006
文献購入ページに移動対象と方法:2008年1月から2012年12月までに当院を受診した15歳以下の小児骨折646例を対象とし,受傷部位,受傷機転などについて診療録と単純X線像を調査した.
結果:上肢骨折は下肢の4.6倍であった.就学期前は転倒・転落による上腕骨顆上骨折が,就学期以降はスポーツによる橈骨遠位端骨折や手指骨折が多発していた.
まとめ:小児骨折の多くが低エネルギーによる上肢骨折であり,転倒・転落防止策やスポーツの安全対策を啓発し,受傷数を減らす努力が必要である.
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