文献詳細
文献概要
書評
『実践 がんサバイバーシップ—患者の人生を共に考えるがん医療をめざして』 フリーアクセス
著者: 堀田知光1
所属機関: 1国立がん研究センター
ページ範囲:P.1135 - P.1135
文献購入ページに移動がん体験者は患者であると同時に生活者であり,社会人でもある.2012年に閣議決定された第2期がん対策推進基本計画では,「がんになっても安心して暮らせる社会の構築」が全体目標の1つに加えられた.今日,がんは日本人の死亡原因の第1位で年間に約36万人ががんで死亡しているが,一方で,直近のデータでは2014年に約81万人が新たにがんに罹患すると推計されている.したがって年間に約40万人以上のがん経験者が増える計算になる.就労を含めたサバイバーシップの充実は大きな政策課題といえる.
掲載誌情報