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留学ノススメ
著者: 秋山治彦1
所属機関: 1岐阜大学大学院医学系研究科医科学専攻病態制御学講座整形外科学分野
ページ範囲:P.115 - P.115
文献購入ページに移動スーパーローテーションを基本とする新医師臨床研修制度が始まってから,そろそろ10年になります.また,大学などは独立法人化しました.どの大学も,医局員の確保や病院の収益増加に多大な労力を取られてしまい,内向的になっているかもしれません.1906年に日本で整形外科講座が開講してから100年以上が経過し,先人達の努力で日本からも多くの新しい整形外科学を世界に発信してきました.現在,整形外科に取り組んでおられる先生,ちょうど整形外科を始められた先生,これから整形外科医になろうとしている学生達も,どうか忘れないでいただきたい.留学をして新しい見識を広め,世界を知って,外国から日本を眺めてみてください.帰国してからは,今自分が行っている整形外科が世界の整形外科の中でどのような位置付けなのか.自分が考えていることが世界の考えと何が同じで何が違い,自分の立ち位置はどこなのか.
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