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症例報告
術後55年で再置換術を行ったアクリル樹脂製人工骨頭の1例
著者: 長谷川和宏1 加畑多文1 前田亨12 楫野良知1 渡邉慎1 岩井信太郎1 黒田一成1 藤田健司1 井上大輔1 土屋弘行1
所属機関: 1金沢大学大学院整形外科学 2金沢赤十字病院整形外科
ページ範囲:P.187 - P.190
文献購入ページに移動症例:症例は78歳の女性で,23歳時に左結核性股関節炎に対し,近医でアクリル樹脂製人工骨頭置換術が施行された.77歳時に線維性強直で当科に紹介された.
結果:KTプレート,同種骨を用いて再置換術を行った.インプラントは骨と結合しておらず容易に抜去できた.
まとめ:今回,術後55年経過したアクリル樹脂製人工骨頭の再置換術を施行した.現在は使用されていないが,その存在を認識すべきである.
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