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臨床経験
頚椎前方手術後の気道閉塞予防におけるファイバースコープの有用性
著者: 池上大督1 松岡孝志1 村田洋一2 田中正道2 橘智靖3 青木康彰1
所属機関: 1姫路赤十字病院整形外科 2姫路赤十字病院リハビリテーション科 3姫路赤十字病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.285 - P.289
文献購入ページに移動対象と方法:手術時平均年齢は52歳であった.前方アプローチ単独は7例,前方後方併用アプローチは2例であった.単椎間固定は4例,複数椎間固定は5例であった.手術翌日以降にファイバースコープによる咽喉頭の評価を行い,抜管の可否を決定した.
結果:手術翌日は2例で強い咽喉頭の腫脹を認めたために抜管が延期となった.9例とも抜管後の気道合併症を生じなかった.
まとめ:ファイバースコープによる咽喉頭の評価は気道閉塞の予防に有用である.
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