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雑誌文献

臨床整形外科49巻3号

2014年03月発行

文献概要

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あとがき フリーアクセス

著者: 戸山芳昭

所属機関:

ページ範囲:P.304 - P.304

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 昨年秋からスポーツに関する大きな話題,出来事が続いている.まずは,昨年9月8日早朝に南米アルゼンチンから2020年東京オリンピック・パラリンピック決定の一報が届いた.この秋からは国立競技場解体が始まり,8万人収容の新たな新競技場が1,300億円規模で建設予定である.そして,この2月7日からはロシアで冬季ソチ・オリンピックが開幕となり,今回から正式種目となった女性ジャンプ競技には17歳の高梨選手が出場する.歴史に残る女性ジャンパー第1号の金メダルに期待したい.また,フィギュアスケートの浅田選手も今度こそ金メダルを取ってほしい.そして,6月12日からはサッカーのFIFAワールドカップ・ブラジル大会が始まる.このサッカー界ではモスクワ・プロリーグで活躍していた日本のエース本田選手がイタリア・セリエAの名門ACミランに移籍し,何とエースナンバー10番を付け活躍している.素晴らしい,嬉しいことである.一方,野球界でもビッグニュースが世界中を駆け巡った.今後破られそうにない「開幕24連勝,無敗」の成績を残したプロ野球「楽天」のエース田中投手がアメリカ大リーグの名門ニューヨーク・ヤンキースと破格の契約額で入団が決定した.その額は何と7年契約で総額161億円とのことである.報道によれば,1年23億円,1試合8,000万円弱,1イニング1100万円強,1球80万円弱とのことである.何と凄いことか,25歳の若さ,腕一本に付けられた値段,価値である.

 そんな中,教育機関である大学では教授会の改革や国際化が強く求められている.QSやTHEなどの大学国際ランキングで日本の大学が上位にランクされるよう国が施策として動き始めたが,スポーツ界では既に国際化がどんどん進んでいる.日本の若手アスリートは世界をみて,世界との戦いを視野に入れて幼い頃から努力しているようである.国際化は世界の流れであり,医学・医療界,そして教育機関もいずれは完全な国際化へと向かうはずである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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