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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科49巻4号

2014年04月発行

文献概要

連載 「勘違い」から始める臨床研究―研究の旅で遭難しないために・1【新連載】

P値が小さいほど,効果が大きい?

著者: 福原俊一12

所属機関: 1京都大学医学研究科社会健康医学系専攻医療疫学 2福島県立医科大学臨床研究イノベーションセンター

ページ範囲:P.369 - P.373

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 近年,わが国の臨床研究の発信力が急速に低下していることが懸念されています(現在世界29位).整形外科の領域ではいかがでしょうか? 識者は,統計学の専門家や教育が足りないからだ,英語力の問題だ,とおっしゃいますが,筆者は,それはそれぞれ10%くらいの問題にすぎず,主要な問題はそこではなく,「研究デザイン」にあると考えています.それはロジカル・シンキングの問題であるとも言えます.

 この連載では,臨床研究に関するよくみられる「勘違い」を,具体例とともにお示しします.それによって,読者の皆様に,「研究デザイン」の重要性と本質をご理解いただくことを狙っています.

参考文献

1) 福原俊一:臨床研究の道標.7つのステップで学ぶ研究デザイン.健康医療評価研究機構.2013
2) 竹内 啓:統計学辞典.東洋経済新報社.1989

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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