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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科49巻8号

2014年08月発行

文献概要

連載 いまこそ知りたい臨床医に必要な放射線の知識Q&A・8

Q8 チェルノブイリ原発事故

著者: 木村悠子1

所属機関: 1長崎大学原爆後障害研究所国際保健医療福祉学研究分野博士課程

ページ範囲:P.700 - P.702

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 1986年4月26日未明,旧ソビエト連邦(現ウクライナ)のチェルノブイリ原子力発電所4号炉が爆発炎上し,大量の放射性物質が放出され,人類史上最悪の放射線災害となりました.事故当時,世界に向けて正確な情報がほとんど発信されず,目にみえない放射線への恐怖と相まって,世界レベルでのパニックが引き起こされました.また,事故当時の避難などの被ばく対策の遅れにより,周辺地域住民に高線量の内部被ばくをもたらしました.

 現在,日本では福島第一原子力発電所事故による内部被ばくとその影響が懸念されています.本稿では,今後,福島第一原子力発電所事故による健康影響を考える際の参考としていただくために,チェルノブイリ原子力発電所事故後の対応と健康影響について概説します.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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