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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科49巻9号

2014年09月発行

文献概要

症例報告

脳出血後片麻痺が存在したため診断,治療に難渋した結核性頚椎炎の1例

著者: 保田賢児1 相原利男1 保田勉1

所属機関: 1横須賀市立市民病院整形外科

ページ範囲:P.827 - P.830

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 頚椎に発症する結核性脊椎炎は1~5%と稀である.結核性頚椎炎が片麻痺患者に発症したため診断,治療に難渋したので報告する.78歳女性の四肢麻痺を発症した結核性頚椎炎に前方固定術を施行した.非片麻痺側の機能は回復した.頚椎性の四肢麻痺が回復しても片麻痺が残存するため,機能回復までは困難を要した.

参考文献

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3) 大山泰生,大谷 清,谷戸祥之・他:頚椎カリエスの治験例.臨整外30:1029-1035,1995
4) Pattisson PR:Pott's paraplegia;an account of the treatment of 89 consecutive patients. Paraplegia 24:77-91, 1986
5) Salter RR Jr, Beal Rw, Bulli AE:Pott's disease of the cervical spine. South Med J 84:521-523, 1991

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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