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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科5巻1号

1970年01月発行

文献概要

論述

骨髄腫の治療効果判定について(Radial Immunodiffusion法)

著者: 間宮典久1 木下雅夫1 松井猛1 浅野正英2 福島政夫3

所属機関: 1信州大学医学部整形外科学教室 2信州大学医学部第一病理学教室 3信州大学医学部生化学教室

ページ範囲:P.17 - P.24

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いとぐち
 骨髄腫は40歳から60歳の男性に多くみられる予後不良の悪性骨腫瘍であるが,ほかの悪性腫瘍にみられない特徴ある性格をもつている.すなわち人のImmunoglobulin(Igと略す)には現在までにIg G,Ig M,Ig A,Ig DおよびIg Eの5種が報告されているが,骨髄腫細胞が産生するM成分は,上記Igと免疫学的に同じ性質を有していることである.
 従来これらは電気泳動の移動度の変化により,α,β,γなどの型に分類されていたが,1964年WHOにより各骨髄腫に特異的なIgの型によりIg G型,Ig M型,Ig A型,Ig D型に分類され,1966年にはIg E型も報告されている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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