icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科5巻11号

1970年11月発行

臨床経験

慢性関節リウマチの前腕機能障害に対する手術的療法

著者: 菅野卓郎1 阿久津寿一1

所属機関: 1川崎市立病院整形外科

ページ範囲:P.889 - P.894

文献概要

 慢性関節リウマチは,手関節,肘関節にもつとも好発する.これら病変に起因する機能障害として前腕の回旋障害をみることははなはだ多い.これら患者ではほとんど常に前腕運動に際し,尺骨遠位端部疼痛ないし橈骨小頭部疼痛を伴い,時には尺骨遠位端の背側脱臼や伸筋腱断裂などをきたすことも稀ではない.
 そこでこれら機能障害を改善し,疼痛を除去し,局所病変の鎮静化によつて,起こりうる合併症を予防することが必要である.しかし薬物療法ないし理学的療法には一定の限界があり,とくに骨,軟骨病変に至つた陳旧例ではこれらによる期待は少ない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら