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論述
手の末梢神経損傷治療の成績評価の実施法とその意義
著者: 山本潔1 広谷速人1 上羽康夫1
所属機関: 1京都大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.908 - P.918
文献購入ページに移動手の末梢神経損傷による機能障害は社会生活および日常生活において重大な意味をもつており,その治療および治療成績の判定に際しては特別な考慮が払われなければならない.
われわれは1964年以来,Surgical microscopeを用いて神経縫合をfuniculusのlevelで行なうFunicula suture1〜4)を開発し,臨床面にもこれを応用してかなり優れた成績5)を得ているが,その治療成績の評価に際して,手のような精細な機能を有するものについての合理的な基準がなく,世界に共通する合理的な治療成績評価基準の必要性を痛感している.
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