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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科5巻12号

1970年12月発行

文献概要

検査法

整形外科領域におけるリンパ造影

著者: 秋貞雅祥14 林三進2 東博彦3

所属機関: 1三井記念病院放射線科 2東京大学医学部放射線科学教室 3東京大学医学部整形外科学教室 4東大

ページ範囲:P.947 - P.954

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はじめに
 リンパ管またはリンパ節を出そうとする方法として,古くから色素を周辺組織に注射することにより染色しようとする試みがなされていた.生体においてX線学的に造影しようとする試みは1928年Memenow研究室が蛙のリンパ管を臭化ナトリウムおよび炭酸ビスマス液を用いてみずかきの皮下に注射して造影したのを初めとする.
 彼らの業績は後年1934年1)発表されているが,生体のリンパ造影(lymphography 以下L. G.と略す)はKinmonth2)(英国の外科医)により初めて行なわれた.Kinmonthは予め青染したリンパ管を切開しリンパ管に直接金属針を刺入した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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