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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科5巻12号

1970年12月発行

文献概要

手術手技

臓器損傷を伴う骨盤骨折について

著者: 内山元昭1

所属機関: 1九州労災病院外科

ページ範囲:P.965 - P.975

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 骨盤の骨折,脱臼は四肢脊椎のそれに比べると少ないが,強大な外力による重篤な損傷が多く,しばしば骨盤臓器や血管の損傷を合併し,整形外科的処置以外に全身ならびに局所的処置を必要とする点で特有な境界疾患であるといえる.近年産業交通の発達とともに,重篤な労働災害や交通事故が頻発し,骨盤骨折も臓器損傷を合併する症例が増加し注目されている.今回,編集子の依頼を受けたので,最近の手術例をもとに,骨盤骨折に臓器損傷を伴う症例について,外科医の立場から述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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