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臨床経験
乳糜胸手術後骨吸収像を示した1症例
著者: 赤坂嘉久1 鈴木勝己 原徹也 神沼誠一
所属機関: 1関東労災病院整形外科
ページ範囲:P.976 - P.980
文献購入ページに移動乳糜胸は稀な疾患で,胸管が先天奇形,損傷,疾患などにより破綻を生じ,胸膜腔に乳糜が貯溜したものである.その外科的療法において胸管を結紮しても,まもなく副行リンパ路が形成され,なんら障害をきたさないとされている.
最近われわれは非外傷性乳糜胸の手術後,右肋骨,胸腰椎移行部に多発性の骨吸収像を示した1例を経験したので報告する.
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