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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科5巻7号

1970年07月発行

文献概要

論述

強直性脊椎炎の頻度と診断基準について

著者: 辻本正記1

所属機関: 1大阪大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.514 - P.519

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はじめに
 強直性脊椎炎(Ankylosing spondylitis)は他のリウマチ性疾患と同様,まだその原因のよく解明されていない疾患である.ただ,その病変が主に仙腸関節をはじめ,脊椎,末梢関節などに見られ,その一次性炎症過程の結果として,脊椎および脊椎旁組織,罹患関節部に石灰沈着や化骨現象を起こし,強直をきたす疾患と考えられている.
 強直性脊椎炎の完成された特異な臨床像は,臨床家によく知られている.日本においては現在まで数箇の症例報告として散見される1〜3).しかし,その詳細な疫学的調査は,現在までない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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