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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科5巻7号

1970年07月発行

文献概要

臨床経験

下肢骨折による膝関節拘縮について

著者: 池田一郎1 山本利美雄1 松井清明1

所属機関: 1国立白浜温泉病院整形外科

ページ範囲:P.546 - P.550

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緒言
 近年の交通・産業の発達にはめざましいものがあり,これにつれて四肢の外傷は増加の一途を辿つている.骨折治療は現今その手術手技・リハビリテーションの点において長足の進歩をなしている反面,安易にその治療が行なわれ多くの後遺症を残している.ことに下肢骨折は,骨折部位の特異性よりして入院を余儀なくされ,さらには膝関節拘縮という後遺症まで併発し日常生活動作に多大の苦痛を感ずるものである,われわれはこの点に注目し,過去9ヵ年間の患者の動態を調査し下肢骨折に対する向後の治療の一助ともなればと考え,ここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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