文献詳細
特集 世界にインパクトを与えた日本の整形外科
文献概要
概要
術中脊髄機能モニタリングは,全身麻酔下で脊髄機能に障害を及ぼす危険性を含む手術を,安全に遂行させるためのものであるとともに,積極的な外科医が確信を持って手術を実施し,さらには,新しい手術方法の開拓をも支えるものであると言える.そのためには,術者の信頼を獲得しなければならず,false negativeは当然のこと,false positiveもゼロにすることを究極の目的としなければならない.また障害された脊髄の残された機能こそ温存されなければならないことを銘記すべきである.
術中脊髄機能モニタリングは,全身麻酔下で脊髄機能に障害を及ぼす危険性を含む手術を,安全に遂行させるためのものであるとともに,積極的な外科医が確信を持って手術を実施し,さらには,新しい手術方法の開拓をも支えるものであると言える.そのためには,術者の信頼を獲得しなければならず,false negativeは当然のこと,false positiveもゼロにすることを究極の目的としなければならない.また障害された脊髄の残された機能こそ温存されなければならないことを銘記すべきである.
参考文献
1) Hu Y, Luk KD, Wong YW, et al:Effect of stimulation parameters on intraoperative spinal cord evoked potential monitoring. J Spinal Disord 14:449-452, 2001
2) Iwasaki H, Tamaki T, Yoshida M, et al:Efficacy and limitation of current methods of intraoperative spinal cord monitoring. J Orthop Sci 8:635-642, 2003
3) Kelly D Jr, Goldring S, O'leary JL:Averaged evoked somatosensory responses from exposed cortex of man. Arch Neurol 13:1-9, 1965
4) Tamaki T, Tsuji H, Inoue S, et al:The prevention of iatrogenic spinal cord injury utilizing the evoked spinal cord potential. Intern Orthop (SICOT) 4:313-317, 1981
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