文献詳細
文献概要
誌上シンポジウム 関節リウマチ—生物学的製剤使用で変化したこと
緒言 フリーアクセス
著者: 吉川秀樹1
所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科・器官制御外科学(整形外科)
ページ範囲:P.96 - P.96
文献購入ページに移動門野先生には,関節病変と寛解率の変化を,主としてMTX併用,非併用で比較検討していただいた.桃原先生には,生物学的製剤使用による病勢安定化に伴い,整形外科手術の適応の変化や,小関節手術の需要が増していることなどを報告していただいた.宮原先生には,生物学的製剤使用下での整形外科手術における局所的合併症としての,感染や創傷の遷延治癒などについて検討していただいた.海渡先生には,生物学的製剤の登場により,RA頚椎病変の新規発症の抑制がみられる一方,その進行の抑制には限界があることなどを解説していただいた.最後に,藤田先生には,生物学的製剤の内科的合併症としての結核,B型肝炎,間質性肺炎などの診断・治療について,わかりやすく解説していただいた.
掲載誌情報