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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科50巻3号

2015年03月発行

文献概要

誌上シンポジウム 骨軟部腫瘍における画像評価最前線

骨軟部腫瘍におけるMRI診断

著者: 本谷啓太1

所属機関: 1杏林大学保健学部診療放射線学科

ページ範囲:P.223 - P.228

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 MRIの進歩に関しては以前のような目覚ましい進歩はないように感じるが,拡散強調画像・造影dynamic MRI・MR spectroscopyなどは今後の症例の蓄積や解析により良・悪性の鑑別に寄与できる可能性がある.MRIと言っても機種や使用するcoilはさまざまであり,複数の要因により得られる画像に関してもまたさまざまである.最近ではMRI禁忌とされていたデバイス(ペースメーカーや人工内耳)も改良され,MRI対応のものが認可されている.MR造影剤と腎性全身性線維症についても認識が必要である.

参考文献

1) Dudeck O, Zeile M, Pink D, et al:Diffusion-weighted magnetic resonance imaging allows monitoring of anticancer treatment effects in patients with soft-tissue sarcomas. J Magn Reson Imaging 27:1109-1113, 2008
2) Einarsdóttir H, Karlsson M, Wejde J, et al:Diffusion-weighted MRI of soft tissue tumors. Eur Radiol 14:959-963, 2004
3) 長田周治,西村 浩,内田政史・他:拡散強調画像における骨軟部腫瘍の良悪性の鑑別の有用性.日本医放会誌65:30-36,2005
4) Van der Woude HJ, Bloem JL, Verstraete KL, et al:Osteosarcoma and Ewing's sarcoma after neoadjuvant chemotherapy:value of dynamic MR imaging in detecting viable tumor before surgery. AJR Am J Roentgenol 165:593-598, 1995
5) 薬師寺俊剛,川添泰弘,加藤悌二・他:軟部腫瘍におけるMRI拡散強調画像.整外と災外52:746-749,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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