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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科50巻3号

2015年03月発行

文献概要

連載 整形外科の歴史

関節形成術を中心とした股関節手術の歴史③

著者: 小野啓郎1

所属機関: 1大阪大学

ページ範囲:P.273 - P.276

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 神中先生とその一門が日本人の股関節強直,膝関節強直に採用したBaerのarthroplastyとは,一体どのような手術であったのか? Interpositional arthroplastyは,海外ではどのように発展し,受け入れられたのだろうか.当時を振り返ってみよう.

 20世紀初めのアメリカで,股関節を含めた関節形成術に名を馳せた整形外科医には,メンフィスのWC Cambell,ボストンのWR McAuslandとイタリアのVPuttiがあったという.ボルチモアのJohns Hopkins大学病院に拠るWilliam S Baer(図15)の評判も,上記3人に劣るものではなかった.

参考文献

1) Baer WS:A preliminary report of the use of animal membrane in producinng mobility in ankylosed joints. Am J Orthop Surg 7:1-21, 1909
2) Baer WS:Arthroplasty with the aid of animal membrane. Am J Orthop Surg 16:1-29, 1918
3) Bick EM:Classics of Orthopaedics. JB Lippincott, 1976
4) Smith-Petersen MN:Evolution of mould arthroplsty of the hip joint. J Bone Joint Surg Br 30:59-75, 1948

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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