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論述
鏡視下肩腱板修復術後に発症した複合性局所疼痛症候群(CRPS)様症状について
著者: 今田美奈子1 原田幹生2 鈴木俊1 村成幸2
所属機関: 1吉岡病院リハビリテーション部 2吉岡病院整形外科
ページ範囲:P.519 - P.522
文献購入ページに移動対象と方法:ARCR後の40名41肩を対象とした.手指に浮腫・可動域制限がみられ,温冷交代浴を行った患者をCRPS様症状ありと診断した.
結果:CRPS様症状を10肩(24%)に認めた.CRPS様症状発症群では未発症群に比べ,術前の痛みが強く,術前の肩関節自動外旋可動域制限を認めた.
まとめ:術前の痛みの緩和や術前の入念な肩関節可動域訓練が,ARCR後のCRPS様症状の予防になる可能性が示唆された.
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