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後方経路腰椎椎体間固定術後の椎体間感染の早期診断におけるMRIの有用性について
著者: 吉田裕俊1 井上三四郎1 富永冬樹1 中西芳応1 福元真一1 中家一寿1
所属機関: 1福岡東医療センター整形外科
ページ範囲:P.675 - P.680
文献購入ページに移動対象と方法:当院で施行された後方経路腰椎椎体間固定術1,180例のうち,椎体間感染17例,非感染35例のMRI所見を比較した.
結果:術後7日目のMRI T1強調矢状断像で,椎体間感染例では1例を除く全例,非感染例では20%に軽度の低信号域が出現した.その後のMRIで感染例のみ全例に低信号域の拡大がみられた.
まとめ:椎体間感染の診断には,術前と術後7日目,その後に追加のMRI所見を比較することが重要で,MRI T1強調矢状断像の低信号域の経時的拡大が早期診断に有用である.
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