文献詳細
論述
文献概要
背景:特定健診にロコモティブシンドローム(以下,ロコモ)検診を併せて行った.
対象と方法:対象者にFRAX®とロコチェックの問診票を配布し回収した.FRAX®骨折確率が10%以上またはロコチェック陽性者に,二次スクリーニングとしてロコモ度テストとサルコペニアの評価を行った.
結果:問診票回収率は40.7%で,216人が二次スクリーニングを受診した.
まとめ:ロコモ検診を特定健診と併せて行うことで,検診実施率,受診率の向上が期待できた.FRAX®とロコチェックを活用することで検診の効率化が可能である.
対象と方法:対象者にFRAX®とロコチェックの問診票を配布し回収した.FRAX®骨折確率が10%以上またはロコチェック陽性者に,二次スクリーニングとしてロコモ度テストとサルコペニアの評価を行った.
結果:問診票回収率は40.7%で,216人が二次スクリーニングを受診した.
まとめ:ロコモ検診を特定健診と併せて行うことで,検診実施率,受診率の向上が期待できた.FRAX®とロコチェックを活用することで検診の効率化が可能である.
参考文献
1 )Chen LK, Liu LK, Woo J, et al:Sarcopenia in Asia:Consensus report of the Asian working group for sarcopenia. J Am Med Dir Assoc 15:95-101, 2014
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掲載誌情報