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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科51巻1号

2016年01月発行

文献概要

論述

ロコモティブシンドローム検診普及への取り組み—特定健診と併せた実施の有用性

著者: 中藤真一1

所属機関: 1あさひ総合病院整形外科

ページ範囲:P.19 - P.22

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背景:特定健診にロコモティブシンドローム(以下,ロコモ)検診を併せて行った.

対象と方法:対象者にFRAX®とロコチェックの問診票を配布し回収した.FRAX®骨折確率が10%以上またはロコチェック陽性者に,二次スクリーニングとしてロコモ度テストとサルコペニアの評価を行った.

結果:問診票回収率は40.7%で,216人が二次スクリーニングを受診した.

まとめ:ロコモ検診を特定健診と併せて行うことで,検診実施率,受診率の向上が期待できた.FRAX®とロコチェックを活用することで検診の効率化が可能である.

参考文献

1 )Chen LK, Liu LK, Woo J, et al:Sarcopenia in Asia:Consensus report of the Asian working group for sarcopenia. J Am Med Dir Assoc 15:95-101, 2014
2 )細井孝之,荒井光一,折茂 肇:骨粗鬆症検診・健康診査に関するアンケート調査.Osteoporosis Jpn 23:59-64,2015
3 )村永信吾:立ち上がり動作を用いた下肢筋力評価とその臨床応用.昭和医会誌61:362-367,2001
4 )村永信吾,平野清孝:2ステップテストを用いた簡便な歩行能力推定法の開発.昭和医会誌63:301-308,2003
5 )中藤真一:特定健診における一次スクリーニングとしてのFRAX®の活用時の問題点の検討.効率的な要介護低減を目指した骨粗鬆症対策報告書—平成23年度老人保健健康増進等事業.25-37,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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