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誌上シンポジウム 骨粗鬆症診療—整形外科からの発信
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著者: 土屋弘行1
所属機関: 1金沢大学大学院医薬保健学総合研究科整形外科学
ページ範囲:P.1000 - P.1000
文献購入ページに移動骨粗鬆症は,ロコモティブシンドロームを引き起こす主な要因の1つであり,現在,骨粗鬆症の罹患者は全国民の10人に1人ともいわれているが,今後も進行するわが国の高齢者社会では,患者数がより増加することは予想に難しくない.近年の数多くの骨粗鬆症治療薬の登場により,多くの診療科医師が骨粗鬆症の治療にあたっているが,脆弱性骨折に対する予防,投薬,手術,リハビリなど多方面からの総合的なマネジメントを行えるのは,運動器スペシャリストの整形外科医をもって他にはなく,整形外科医が骨粗鬆症治療に積極的に取り組んでいくべきなのは論を俟たないであろう.
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